工業は大慶に学べ!今回も且つての大油田の街、「大慶」紹介!
今回も 南船北馬として中国縦断する中で、 まだまだあまり
しられてない 地区を紹介します。
今回は工業は大慶に学べ!であまりにも語られつくされた街であるが、
中部地区にある「大寨」もあまりにも有名である。
今回の この大慶市の面積も結構広く、東京都の約10倍程の
広さであり、四国の面積をはるかに超えた数値である。
人口はというと、240万人余であり、中国内では小規模
の都市と言える。
今回の「大慶」に関しては、今なお、多くの方が油田の町で
であると思っているようであるが、かつてのような町中で
土を掘ればあちこちで石油が飛び出る!などということは
ない。
しかし、今でも町のあちこちで、石油を掘る井戸のような
組み立てられた館・やかた~はみられる。
かつては、夜行列車で行こうとすると、上海から30時間
程度はかかった。そして北京からであれば12,13時間程
であったが、今では高鉄利用で北京より8時間余で大慶迄
行くことができる。
街中を歩いてみると、ただ だだっ広い!何の変哲もない
コンクリートに囲まれた市街地である、と感じる。
「工業は大慶に学べ」という党の方針に則った一種の大
キャンぺーにより、この大慶も国内各地より党員や役所
関係の「視察」も受け、工業の発展のあかしともなる
モデル都市となったが、今現在でも、この街の旅游の
特徴としては「式湯文化旅游」地区として売り出し中だたいけい。
「大慶油田歴史史跡列館」として各地方からの観光客や
視察団体も受け入れ、そのほかにも「大慶石油科技館」
等の視察先もある。
かつて1960年代にはこの街も大いに潤い、石油の輸出も日本
等に向けて大量に運び込まれた中国内でも最も有名な地区で
あるが、日本国内ではまだまだ、無名に近い。
黒竜江省の省都ハルピンと、チチハルやロシアとの国境に
位置する満州里のほぼ中間地点にあるこの特徴ある街へも
是非とも足を運んでほしい。
*日本国内でもネット等で簡単に「新幹線」の切符は購入
できる(但し、予約と支払いだけであるが、 肝心な切符
は、当日、駅の販売窓口に赴き、ネット購入の予約の控え
を窓口に持参し、旅券も提示して無事、本物の切符も受け
取ることができる)。来年、春ごろには私たちもなんとか
海外に出国できればと願っている。
例:北京~瀋陽(乗換)~大慶 へと8時間余~10時間
程度の高速列車の旅であるが、
なんといっても旅の醍醐味は「夜行寝台、座席指定」
利用の夜汽車が情緒ある。