• 日中中心に53年!激変そして変化とともに!中小企業等のコンサル業務に特化、また東京都日中・経済ビジネス委員長として、更にBizを展開~同時に地方創生、訪日IB促進に取組む~代表取締役秋澤文芳

    「地図を片手に赤エンピツ 河北省雄安新区の現状と今後①」

    について今週末、27日(土)@江戸川大学にて発表しますが(

    by国際観光学会)この「雄安新区リサーチProject」に関心の

    ある方を数名募集中です:中文不要(深圳訪問のある方も)。

    中国内の若い大学講師等2名も加わります。今後の夢も拡がり

    ます!(訪中未経験者可、IT、旅関心、経済、環境、

    チャレンジ等意欲ある方も!)。

    dig

     ̄~今年の雄安新区視察レポートより~~~
    北京、天津からは距離にして100キロ余り。河北省の省都・

    石家庄や保定市も同程度の距離がある。交通は全く不便で

    ある。産業や観光としての見どころもない。

    そのような地区に、あらたに1千万都市が出現するのだろう

    か、というのが庶民の見方でもある。党や政府の後押しで

    ITや産業・文教都市づくりを目指すという構想である。

    北京(の南方)からは「リニア」で結び15分ということで

    地理的にも便利になるということである。

    しかし1980年代の深センを取り巻く状況と今とでは明らか

    に置かれている環境が異なる。当時、深センは小さな漁村

    だったが、表側には香港という自由貿易港があり、裏庭側

    のさらに奥にはこれまた自由な広州、周辺にはITや商業が

    発達してきた中堅都市がいくつも点在する。

    今では「海外」から広東省へ年間5000万~9000万の人々

    の往来がある。明らかに異なることは、深センには「自由」

    と人々の往来があることだ。
    果たして「雄安新区」地区にはそのような自由さがあるのだろうか。政府との折衝・調整が常におこなわれることは今後も予測される。北京・天津からの人の流れはその先の河北省南部へは行きにくい。深センとは明らかに地形も異なる。もちろん、北京の郊外に、深センのような「自由な新区」が誕生すれば全世界からの人の往来が見込まれ、住宅や商業施設も必要となる。